Shag We 75
ゴロワーズ
ブリュヌ
(旧カポラル)
両切り
ふふふ、遂に、
日本市場で終売になって久しい
ゴロワーズ両切りを手に入れた。
我が心中は、こんな感じ⬇︎

ぬふふ。
マルセル・ジャコがデザインした
自由への戦いを象徴する翼のついた兜
ゴロワーズという文字も、
マルセル・ジャコがこのタバコのために作った専用の書体
Jacno体なんですよ。
ちょっと、長くなりますが、
我が愛するゴロワーズ両切りのことを書きます。
ゴロワーズ・ブリュヌ(旧カポラル)
説明文:
文化的背景:
サルトル、カミュ、オーウェル、といった哲学者、
ジャン・ギャバン、アラン・ドロン、ジャン=リュック・ゴダール、
ジャン=ポール・ベルモンド、シェルズ・ゲンズブール、ジム・モリスン、
パブロ・ピカソといった方々が愛喫していた。
彼らが活躍した20世紀半ばまで、フランスで「タバコを吸う」といえば、
フィルターのない強烈な黒タバコを指しました。
「フィルターを通さない、加工されない生の煙こそが、
真の自由と誠実さの証である」
当時の知識人や芸術家たちの美学がそこにはありました。
あなたが今、ゴロワーズ「Non-Filtre」を手にしていることは、
彼らと同じ風景を見ていることにも繋がります。
最後まで吸うと
指が黄色くなる(ニコチンが付着する)ことがあります。
しかし、かつてのフランスの芸術家たちは、
その「黄色くなった指」こそが思索に耽った証**であるとして、
隠すことなく誇りにしていました。
「君は、その指で何を書き、何を作り、
どんなゴロワーズを吸ってきたのか?」
そんな問いかけが聞こえてくるような、
不思議な魅力がこの青いパッケージには詰まっています。
お手元にあるそのゴロワーズ、
まずは一本、火をつけずに香りを嗅いでみてください。
少し「古い図書館」や「湿った森」のような香りがしませんか?
それが、サルトルやカミュが愛したフランスの記憶です。
製法
収穫した葉を火を使わず、
風通しの良い小屋で自然に長期乾燥させる、フルエアキュアード。
これにより葉が茶褐色から黒褐色に変化します。
発酵 乾燥させた葉を積み上げ、水分を管理しながら長期発酵させます。
この工程により、タバコ本来の刺激がまろやかになり、
複雑で濃厚なアロマが引き出されます。
喉にガツンとくる「スロート・ヒット」が非常に強いです。
火をつけた瞬間、腐葉土、湿った土、高級なレザー、
そして奥の方にチョコレートのような
苦味と甘みを感じることができます。
一度吸うとカフェ・エクスプレスの強い苦味にも負けないほどの
後味が残ります。
バージニア葉を使用した他のタバコが酸性なのに対して、
ゴロワーズはアルカリ性のためです。
主な品種
パラグアイ種
フランスの伝統的な黒タバコ(タバ・ブラン)において、
最も重要な品種です。
特徴
葉が大きく肉厚で、ニコチン含有量が高いのが特徴です。
用途
本来はシガー用に近い性質を持っており、
フランス国内(特にベルジュラック地方など)で
長く栽培されてきました。
ゴロワーズ特有の「重厚なコク」と「動物的な香り」のベースです。
パラグアイ種をベースに、
タバコのアオカビ病などに耐性を持たせた
「PB D6」という品種が、
現在のゴロワーズやジタンの原料となる「黒葉」の主流となっています。
栽培技術の進化に伴い、ITB 19 などの特定のコード名を持つ
フランス国立タバコ研究所開発の品種も使用されています。
最後まで吸うと
指が黄色くなる(ニコチンが付着する)ことがあります。
しかし、かつてのフランスの芸術家たちは、
その「黄色くなった指」こそが思索に耽った証であるとして、
隠すことなく誇りにしていました。
「君は、その指で何を書き、何を作り、
どんなゴロワーズを吸ってきたのか?」
そんな問いかけが聞こえてくるような、
不思議な魅力がこの青いパッケージには詰まっています。
お手元にあるそのゴロワーズ、
まずは一本、火をつけずに香りを嗅いでみてください。
少し「古い図書館」や「湿った森」のような香りがしませんか?
それが、サルトルやカミュが愛したフランスの記憶です。
熟練技術。
フランス流通分はスペインで生産。
輸出分は、ポーランドで生産。
フランス国内流通分:スペイン・ログローニョ工場
フランスで販売されている「ゴロワーズ・ブリュヌ」は、
スペインのログローニョにある工場で生産されています。
経緯
かつてフランスの専売公社だったSEITAが、
スペインのタバカレラ社と合併して「Altadis」となり、
その後イギリスのインペリアル・ブランズ傘下に入りました。
この過程で、伝統的な「ブリュヌ(暗色葉)」の
加工技術と設備は、
スペイン側の拠点であるログローニョ工場に集約されました。
理由
ログローニョ工場は、
ブリュヌ葉の処理や、
両切りなどの特殊な製造ラインを維持している数少ない拠点だからです。
フランス国内の最後のリヨム工場が2017年に閉鎖された際、
ブリュヌの製造ラインはスペインへ移管されました。
世界・EU輸出分:ポーランド・サディ工場
一方で、
ポーランドのサディ工場やラドム工場は、
インペリアル・ブランズにおける
「ヨーロッパ最大の生産ハブ」として機能しています。
ここでは主に「ゴロワーズ・ブロンド(アメリカンブレンド)」や、
世界各国へ輸出される大量生産向けの製品が作られています。
輸出用ブリュヌ
EU域外や他の国際市場向けのゴロワーズ・ブリュヌについても、
コスト効率と物流の観点から、
ポーランド工場でパッケージングや生産が行われるケースが多いです。
使い分け
フランス市場向けは
「フランス国内の厳しい嗜好(伝統的な味)」を守るために
スペインの旧アルタディス拠点が担当し、
それ以外の広域市場向けは
ポーランドの大規模工場が担当するという、
二極化された体制になっています。
なぜ「両切り」はスペインなのか?
「両切り」は、非常に特殊な製品です。
設備
両切りタバコを製造する機械は旧式であることも多く、
最新のポーランド工場よりも、
伝統的なブリュヌ銘柄(ジタンやゴロワーズ)を長年扱ってきた
スペインの工場に設備が残っているという背景があります。
品質管理
暗色葉の発酵・熟成プロセスは非常にデリケートであるため、
職人的なノウハウが蓄積されているログローニョ工場が、
フランス向けブリュヌの「守護神」のような役割を果たしています。
ここからが、私のレビューになります。
愛ゆえに、前置きが長くなります。
私は黒タバコLOVERのため、
再度お伝えしますと、
黒タバコと、スワレは、
意味も製法も全く違います。
A:黒タバコ=フランス・ラテン圏発祥
タバコの葉を漬物にする。
=堆積発酵させたもの。この時、黒くなる。
=発酵香がある。
B:スワレ=オランダ・ゲルマン圏発祥
スワレ=ZWAARは、
オランダ語で「重い」とか「強い」の意味。
ハーフスワレ=ミディアム=ブレンドの強さのこと。
葉の種類は関係無い。
ファイアーキュアード=火で燻じた葉をブレンドし
強めの香味にしたものがスワレやハーフスワレ。
=燻香がある。
乾燥方法
C:ファイアーキュアード=火力でタバコの葉を燻製したもの。
=燻香がある。
これをハーフスワレのブレンドに使用するわけです。
D:エアーキュアード=タバコの葉を風や空気で乾燥させたもの。
=葉っぱの香味。
E:サンキュアード=タバコの葉を太陽で乾燥させたもの。
=葉っぱの香味+お日様。
日本流通シャグで黒タバコ100%は、2種類しかない。
1:黒タバコ100%で、ファイアーキュアード
=ハイタバコ・ダークファイアー
2:黒タバコ100%ファイアーキュアード
+黒タバコ100%エアキュアドのブレンド
=フランドリア・ブラック
3:黒タバコ100%で、全てエアーキュアード(日本市場流通無し)
=ゴロワーズ・ブルン(旧カポラル)/ジタン・カポラル
20数年ぶりに
ゴロワーズ両切りを喫ってみた!
20数年ぶりの再会。
しかも、EUの規制で、ニコチン10mgに抑えられたゴロワーズで
どう、印象が変わるのか?
果たして、嘗てのように、愛せるのか?
まずは、紙巻のまま喫ってみた。

黒タバコ100%エアーキュアードの
ふんわりエアリーまろやか。
柔らかで乾いた発酵苦味。
遥か遠くに仄かな甘味。
エアリーで太く優しい苦味。
あああ、これ、これ。
私にとっては、
背中に背負ったり憑依したりしている良からぬものが、
すーっと、すーっと、すーっと、抜けていき、身軽になる。
発酵とエアキュアードされた100%黒タバコだけが持つ
ふんわりとやさしいまろやかさ。
それでいて、舌の脂分を、すっかり消失するような、
エアリーで乾いた苦味、若干の渋味。
そして、遥か遠くに仄かに仄かに感じる甘さ。
あ〜、これがあるなら、フランスに住みたい。
これは、他のタバコやシャグでは得られない香味喫味。
ジタンでも得られなかった効果。
EU規制で10mgに抑えられているけれど、
そこは、大きな問題では無かった。
以前、「馬糞」の香りと申し上げましたが、
もちろん、「馬糞」は喫ったことはありませんが、
「馬糞」も腸内で「発酵」している。
そんなニュアンスです。笑
じゃあ、「牛糞」は?と言われると、微妙に違う。笑
これこそ、私の1本。
折角なので、葉をバラし
6種類で巻いてシャグとして喫ってみた。
Tripセルロース
Smoking THINEST漂白紙
Smoking 無漂白紙
RAW 無漂白紙
RAW 無漂白麻
Air 無漂白麻
そして最後に、もう一度ゴロワーズ・ブリュヌそのままで確認。



お!
Tripセルロース
ほほう!こういう香味か!
ダイレクトです、辛味と苦味が立つ!面白い!
Smoking THINEST漂白紙
お!やっぱり、セルロースと同じ傾向。
Smoking 無漂白紙
無漂白の、謂わば、埃っぽさが加わる。
RAW 無漂白紙
あ!旨い!RAWの香味が加わりそのままとはまた別の香味。
香ばしさが立つ。
RAW 無漂白麻
やはり、辛味が立ってくる。
Air 無漂白麻
RAW麻より、優しくなる。
そのまま
やはり、これが一番。ゴロワーズ・ブリュヌ。
当たり前ですが、
そのままが一番ゴロワーズ・ブリュヌの香味です。
高度な、技術でみっちり葉が入っているのと、
両切りならではの儀式
=両切りの片方を机の上でトントンと叩くことで
更にタバコの葉を押し込み、密度を上げることで、
燃焼速度を遅くし、
スローバーニングにすることで得られる
ゴロワーズノンフィルター特有の
エアリーで優しい円やかな苦味と香味が引き立つ。
・シャグログ評価:5 (5点満点)
・旨いか?→Yes
・継続喫煙をするか?→Yes
・たまに吸いたいか?→Yes
・黒タバコ度→有
・ハーフスワレ度→無
・バージニア度→無
・ファイアーキュアード感→無
・エアーキュアード感→有
・ゴロワーズ近似値→ゴロワーズそのもの
・甘、苦、辛、渋、酸、燻、コク、香、アタックの中で
円やかで優しいエアリーな、苦、渋、
遥か遥か遠くに仄かな仄かな甘味
鼻から煙を吐き出せば、適度なアタック
シャグ用巻紙では辛味が立つので
市販のままで喫うのがベスト


これこそ、私の1本。
What Shag We Next?